ギルウェル山の会

ボーイスカウト関係者による登山の同好グループの山行記録。

2013-10/14 笠取山(奥秩父)

記念すべき第1回目の山行は、奥秩父笠取山。メンバーはS根さん、H林さん、N村さん、M野さん、E崎の5人。

6:00東上線霞ヶ関駅集合、S根さんのレガシィに全員同乗して出発。日高市高麗、成木街道軍畑から青梅街道経由で一ノ瀬高原の作場平登山口駐車場8:40。駐車場は結構な車の数が停まっており、そこそこ入山者が居る模様。出発準備を整えて、9:00出発。林道を中島川橋の登山口まで30分ほど歩く。

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林道からの登り出し(1350m)は、橋よりも手前から左手の斜面を登り始める。急登もなく良い道。ヤマブドウの実をチェックしながら歩いていたが、途中、割と手近なブドウの房を見つけると、H林さんが笹薮に突進してブドウ狩りが始まった。ほかにも一カ所良い場所があって、ビニール袋二袋に大振りな粒のヤマブドウが集まった。今年のヤマブドウは本当に大粒で驚く。

標高1600を超えた辺りで黒エンジュ尾根上にでる。緩やかな尾根上を快適に歩く。一時雲が増えてきたが、短いジグザグの急登をこなして11:00、笠取小屋から将監峠へのバイパス登山道に出るころにはまた青空が広がった。

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水平道を15分ほども歩くと笠取山への分岐を右に登る。さらに上の分岐でも小休止、年配の単独行者が黒エンジュの頭方面へ抜いて行った。

笠取山(1953)山頂には正午に到着。視界はまずまずだが、富士山は雲のなかで見えなかった。

f:id:gilwell_yama:20131014115853j:plain(山頂標識。光っちゃって、見えませんね。)

M野さんのジェットボイルでどんどんお湯を沸かしてもらって、カップ麺やらコーヒーやらで1時間ほども山頂で寛いだ。時折吹く風に、冬の気配が混じっていた。

 

山頂を出発、西進し「笠取山」との標識があるピークへ。ここが山頂だと思う人も多いだろう。「山梨県百名山」と書いてある。でも、ここが山頂ではない。また標識は巧みに西側斜面をすこし降りたところにある。ここにこの標識があることに、とても違和感を感じる。ま、いいけど…。

スキー場を思わせる斜面を笠取小屋方面に歩き、鞍部からカモシカ避けの柵沿いに南側に回り込んで、水干(ミズヒ)を見に行く。多摩川の大きな水系の、ここが始まりだ。涸れ沢に何段か石組みしてあり、左岸(右側)の岩の上部に「水神社」と記した石板が見える。さらに上部には祠の屋根のような物も見えるが、登って確認するには少々危険な気がしたのでやめた(13:30)。

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もと来た道を戻り、笠取小屋へ向かう。小屋の横のトイレは立派でよく手入れされていた。ここでトイレ休憩。小屋の前の広場を横切って、作場平方面へ。一ノ瀬川の左俣の支流と思われる流れに沿って道は続くが、流れは美しい。花崗岩が風化して砂礫になっている白い沢床の流れを絡むように降りて行く。時折赤いビロードのようなヤマブドウの枯れ葉が落ちていると、つい高い梢を見上げてしまう。

駐車場着15:00。途中道の駅たばやまの「めのこい湯」にて汗を流す。

20:30霞ヶ関駅にて解散。良い秋の登山でありました。

 

 記述:E崎