ギルウェル山の会

ボーイスカウト関係者による登山の同好グループの山行記録。

いちおう、再始動 …!

ブログタイトルの「ギルウェル山の会(仮)」の(仮)を取ることにしました。

 

これからは、正式に「ギルウェル山の会」です。

 

我々は、現状、少数精鋭(!)です。

ボーイスカウト活動は、少年達のための活動です。

われわれはオジさん達です。

今後はオバさんも増えるかもしれませんが…。

 

 ボーイスカウト活動を出汁にして、大人だけで楽しもうとしているな? …との誹りを受けるかもしれません。

 ですが、この会を立ち上げたのは、そんな単純な理由ではないのです。

 

 

 

 ボーイスカウト活動は、その最大のコンセプトは「地域の青少年を、地域の大人たちが導く」という状態の達成であり、その着地点は=「自らの真の幸福を追求するという事と、隣人への奉仕は究極的に一致する」という人生観の獲得であると信じます。

 この着地点の達成のために、野外活動を選択しているというベーデンパウエル卿の教育方針は、真に霊感に富んだ、人間存在の真実に拠り所をもった発想であるに違いないのです。

 我々は、ボーイスカウトを信じ登山を信じる者として、このアクティビティ(登山)をスカウティングの真実有用なツールとしての完成を切望するのであります(テンション=Maxです)。

 

 しかるに、ボーイスカウト活動の現場における登山活動というものは、少年達からのニーズに対して、決して十分な指導環境があるとは申せないと思うのであります。

 

 最大のハザードは、「登山は危険を内包している」ということです。指導者が地域の成人ボランティアによるこの活動は、リスクを嫌うのも当然だと思います。

 

 これは、私の持論なのですが、登山という行為は本来危険なものです。どんなに安易に見えるハイキングであってもです。

 対象が自然であるかぎりその危険率は決して0%にはできないという宿命を理解するべきです。

 

 それは間違いないのですが、決して0%にはできない危険を、如何に0%に近づけるか…というところに、登山活動の人間的・教育的真価があるのです。

 ですからボーイスカウトの指導者・育成者たる者、もし登山のような、すこしだけ攻めたアウトドア・アクティビティをスカウティングで展開しようと望むのであれば、退屈なKYTシートなどにおもねるのでなく、自らのライフワーク・楽しみとして、山や自然に分け入ってほしいと思うのです。

 

 

 ギルウェル山の会は、そのような気持ちを共有するボーイスカウト活動が大好きな山屋たちによって産声を上げました。ですからどうか、暖かい眼差しで見てやってください。

 そして、良かったら一緒に山に行きませんか?